褒めることにはいろいろなメリットがあります。
一般的に知られているのは、人間関係を良くするということでしょう。
しかし、残念なことに日本人は褒めることが下手な人が多いとされています。
そういわれると思い当たる人もいるのではないでしょうか。
褒めることには、褒められた人を肯定するだけでなく、褒めた人自身をも満たすそうです。

苦手な人ほど褒めてみよう~アロンソン不貞の法則~

人はそれぞれ得意なことや苦手なことがあります。
例えば、私は続けるということは得意なのですが、逆に今やっていることを止めるということやいったん決めたことを変更するということはとても苦手です。
ある意味、柔軟性に乏しいともいえます。

このように人ぞれぞれが持つ個性というものがあるわけです。
そのため、当然ながら人の相性、好き嫌いができてきます。
おそらく全く苦手な人はいないといった人のほうが少ないのではないでしょうか?

私もそうですが、苦手な人に対してはついつい距離をおいてしまいがちになります。
しかし、実は苦手な人に対してこそ相手の良いところを見つけ褒めるということが効果的だそうです。

というのも、人というのは、どうも親しい人からよりもあまりなじみのない人から褒められる方がうれしいと感じるそうなのです。
これは、アメリカの社会心理学者のエリオット・アロンソンが提唱したもので、「アロンソン不貞の法則」と呼ばれています。

これには、内集団的バイアスというものが関係していると考えられています。
人は親しい人には好意的評価をし、親しくない人には否定的評価をしがちです。
つまり、親しい人からの評価の場合、身びいきで評価されている可能性があると感じてしまうのに対し、親しくない人からの評価は正当に評価されたと感じやすいのです。

とはいっても、私も苦手なタイプの人にわざわざ話しかけることも、人を褒めることもあまり得意ではないのですが…。
最初、ちょっと苦手かも…と思っていた人が話してみると意外とおもしろかったりすることもあるので、勇気を出して試してみるのもいいかもしれません。

褒めるのが苦手な原因とその対策

褒めることが大切だとわかっていても、人を褒めるのは苦手という人もいると思います。
私も最近は少しましにはなりましたが、実は、褒めるのも褒められるのもあまり得意じゃないです。

では、なかなか人を褒めることができないのはどうしてなのでしょうか?
以下の3つが原因として考えられています。

1) 褒めるポイントを見つけられない
2) 褒めることに照れや抵抗がある
3) 褒め方がわからない

なにか思い当たるものはあったでしょうか?
私の場合は、主に2)が原因です。

そして、原因別の対策が以下の通りです。
褒めるポイントを見つけられない人は、1日1度人の良いところを探す時間を設けましょう。
褒めることに照れや抵抗がある人は、承認されることのメリットとデメリットをリスト化してみるのがよいようです。

褒め方がわからない人は、まずは見たままを口にしてみてください。
それに対して相手がコメントを返して来たら、それを使ってさりげなく褒めてみましょう。
その後、質問をすることでさらに会話を進めてみましょう。

例えば、「髪型変えたんですね」と見たままを口にします。
相手が「ちょっと気分転換しようと思って」とコメントを返して来たら、「良く似合ってステキです」と褒めます。
さらに「いつもどこで髪を切っているんですか?」と質問し、会話を進めます。

私の場合、特に家族だと今更って感じで、照れくさくってなかなか褒めたりできないのです。
まぁ、口に出して言わないと伝わらないこともありますから、トライしてみたいと思います。
まずはメリットデメリットからでしょうか…。