お腹の中の赤ちゃんに話しかけコミュニケーションをとることで、赤ちゃんに良い影響があるということがいわれています。
赤ちゃんはお母さんのおなかの中で何を感じているのでしょう。

お腹の赤ちゃんが持つ感覚についてまとめてみました。

胎児は五感を区別できないー共感覚ー

新生児もそうですが、胎児は多くの感覚的刺激をまだ区別できないそうです。
このような状態は「共感覚」と呼ばれ、多くの人は成長とともに失われてしまいます。

つまり、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚といった五感の区別ができない状態です。
音を聞いた時に色を感じたり、何かに触れた時にある匂いを感じたりします。
異なる感覚の様式が互いにまじりあっているのです。。

そう考えると、音や振動による皮膚の刺激から、私たちが想像するよりも多くのものを感じ取っているのかもしれません。

最初に発達する感覚、触覚

五感の中で最初に発達するのが『触覚』だとされています。
お母さんのお腹の中で手や顔の皮膚にある受容体が活動するようになり、そこから『触覚』刺激が脳に伝わることによって成熟していきます。
だいたい妊娠7週目から成熟が始まり、妊娠6ヶ月半ごろには完成すると言われています。

お腹にいる時からお母さんの胎内の様子をいろいろと感じているのです。
もしかすると、水に様々なリラックス効果があるのも体内での体験が何か影響しているのかもしれません。

触覚のなかでも親指と口の感覚は、生まれてから食事をする上で欠かせないものです。
成長してからも道具を使ったり、コミュニケーションをとったりするときにも重要な部位であり、脳に占める割合が大きくなっています。

胎内にいる時から「指しゃぶり」をする子が多いことを考えると興味深いものがあります。
その時から親指と口の感覚を鍛えていたのでしょうか。

胎内にいるときから両親の声を聞いている

子どもたちは、既にお腹にいる時から両親の声を聴いて育ち、すでに生後6か月の乳児で母国語と外国語を聞き分けられると言われています。
もう少し正確に言うと、耳の形成が始まるのが、妊娠2ヶ月
音を聞くことができるようになるのが、妊娠4か月ころからだそうです。

6か月の乳児に、母国語が流れるスピーカーと外国語が流れるスピーカーをきかせると、母国語が流れるスピーカーの方に顔を向けることが分かっています
生後2~5日の新生児ですら、すでに母国語と外国語を聞いた時には、言語野のある左脳の反応が違っているという報告もあるくらいです。

これを考えると胎内にいる間から、お母さんの声を聞いていたということが分かります。

さらにおもしろいのが生後4か月の時点ですでに、顔の表情や口元の動きだけで、音声がなかったとしても母国語と外国語を区別しているのではないかという報告もあります。
というのも、母国語を話す顔の方をより長く眺めることがわかっているからです。

それだけ生まれてからず~っと人の顔をしっかりとみてきたということなのかもしれません。

まとめ

胎児の持つ感覚についてまとめてみました。
私たちは、想像以上に生まれる前から多くの体験をしているのかもしれません。
なによりも母親がストレスなく過ごすことが重要なのでしょう。