人は酔っぱらうとシラフの時には考えられないような行動をとることがあります。
みんなで楽しく過ごすためにも、飲みすぎには注意したいものです。
そんなことなどよくよくわかってはいっても、時として飲みすぎてしまうこともあるかもしれません。
これは、お酒が入ったときに最初に影響を受ける新皮質と呼ばれる大脳の外側にある場所が理性を司っているために起こってきます。
つまり、お酒を飲むと理性が働きにくくなるということです。
そこがマヒするからこそ爽やかないい気分を味わうとも言われています。
ただ、理性が働かず、ふだんよりも自分を制御することが難しく、感情に流されやすくなっています。
もちろん完全にマヒしてしまうわけではないので、理性が全くなくなるわけではありません。
この段階が過ぎると、今度は徐々に大脳の内側、旧皮質までマヒしてきます。
このころになるとかなり気が大きくなって、荒々しくなってきます。
これも過ぎると、今度は『酩酊期』に入ります。
小脳までマヒしてきて、千鳥足になり、呂律もまわらなくなってきます。
これ以上になると、かなり危険域である『泥酔期、昏睡期』になります。
次にマヒするのが呼吸中枢のある延髄を含む脳幹です。そのため、呼吸障害や体温低下などをきたし、死に至る可能性さえ出てきます。
まぁ、「お酒は飲んでも飲まれるな」と言いますが、あまりひと様に迷惑をかけて、酔いがさめてから後悔するようなことは避けたいものです。
身体のためにもほどほどに。